2017年5月14日
生徒さんがコンパスを使っているところを見ていると、
たまに使いづらそうにしている子がいます。
長く使っていてボロボロになっていたり、調整が出来ていなかったり・・・
特に、使用中にコンパスの幅が変わってしまう事がよくあります。
原因は下の写真で矢印で示してある支点の部分のネジが緩んでいることが多いです。
そのような場合は、ネジを閉めて調整してください。
中学生が数学で作図をする時は、コンパスを5cmとか3cmとか特定の幅に拡げることは少なく、
それより、使用中にコンパスの幅が変わらない事の方が重要です。
よって、コンパスを広げるのにちょっと固めくらいに調整することをお勧めします。
それでも使っていれば、また緩んできてしまいますし。
力の入れ具合でコンパスの幅が狂ってしまうこともあります。
そこで、中車式の小中学生向けコンパスがあります。
※上の画像やリンクをクリックするとAmazonが別ウインドウで開きます。
真ん中にある中車を回して幅を調節する方式です。
中車のネジでコンパスの足が固定されるので使用中に幅が狂うことはほとんどありません。
注意点としては、このコンパス、大きいです。
生徒さんたちが普通使っているのは上の写真の小さい方のコンパスで、
それに比べて、3cmくらい長いです。たかが3cmですが、結構大きく感じます。
大きいので使いやすいと感じる人と、逆に大きすぎて使いにくいと感じる人もいると思います。
それから、下図のように付属のアダプターを取り付けて、鉛筆などに変えることができます。
ただ、アダプターに取り替える際は、元の足を引き抜くのにちょっと力がいるので
小学生の場合は保護者の方にやってもらった方が良いと思います。
替え芯ですが、ノギスで測ったら直径2mmでした。
ちなみに、付属している替え芯は青いケースに1本だけです。
欠点としては、プラスチック製なのに値段が高いです。
とは言っても、中車式では一番安い方です。
それと、ケース自体はそこそこ頑丈なのですが、中にある底敷きのプラスチックがペコペコです。
購入したコンパスは姪にプレゼントしてしまったので手元にはありませんが、
今度、使用した感想を聞いて、何かありましたら追記したいと思います。